紹介
内視鏡センターでは、常勤、非常勤合わせ10名の内視鏡専門医と、7名の内視鏡専属看護師、1名の専属助手、1名の専任事務員が日々の内視鏡検査、治療を行っております。侵襲的な検査であることを常に念頭に置き、安全管理、器具の取り扱いに細心の注意を払うことを、全てのスタッフが心がけております。
少しでも苦痛の少ない検査を実現するために、日々の研鑽を積むと共に、反射の強い方や不安の強い方には細径の内視鏡や、希望により鎮静剤を使用して検査を行っております。全ての検査台に循環呼吸モニタリング装置を常設しており、鎮静剤を使用する際には全例モニタリングのうえ検査を行い、検査後はリカバリー室での観察を行っております。
設備
消化器内視鏡センターには専用の上部消化管内視鏡3室、下部消化管内視鏡3室、透視室1室が設けられており、それぞれに充実した機器を備え、各種消化器疾患に対する専門性の高い診断と治療に取り組んでおります。
内視鏡手術専用の内視鏡から、経鼻内視鏡まで上部内視鏡27本、十二指腸鏡6本、小腸内視鏡2本、下部内視鏡18本、超音波内視鏡5本更に小腸用カプセル内視鏡システムを所有し個々の症例に合わせた選択が可能です。また、平成12年の内視鏡センター開設以来の全検査内視鏡写真がデジタル化保存されており、過去の検査所見との比較が即座に可能です。
さらに、内視鏡は1例1例の検査毎に全て自動洗浄機を使用し、消化器内視鏡学会洗浄・消毒ガイドラインによる厳重な感染対策を行っており、内視鏡を介した感染の心配なく、安心して検査を受けることができます。
診療内容
精密検査内容
- NBI・拡大内視鏡による早期癌の診断
- 超音波内視鏡による診断
- 癌の深達度診断、粘膜下腫瘍の診断、食道静脈瘤の診断、膵腫瘍の診断など
- 超音波内視鏡下吸引生検(EUS-FNAB)
- 粘膜下腫瘍、縦隔病変の組織診断など
食道胃静脈瘤
- 内視鏡的硬化療法
- 内視鏡的静脈瘤結紮術
消化管狭窄
- 内視鏡的拡張術
早期癌
- 内視鏡的粘膜切除術
- 内視鏡的粘膜下層剥離術
総胆管結石
- 内視鏡的乳頭切開術
- 内視鏡的採石術
ポリープ
- 内視鏡的ポリープ切除術
悪性胆道狭窄
- 内視鏡的ドレナージ術