放射線科
当科ではPETを除くほぼ全ての画像診断検査(CT、MRI、核医学検査)を行っています。これらの検査を迅速に診断し、検査日の夕方までに放射線診断専門医が詳細な画像診断報告書を作成しています。
CT(Dual Energy CT)を導入しております。
画像診断機器
CT : Dual Energy CT
平成30年7月にDual Energy CTを導入し、より高分解能、高速感度の画像が得られるようになりました。また、スペクトラルCT解析が可能になり、病変の質的診断能が向上しました。
MRI : (1.5T)
脳、脊椎、関節、腹部臓器、子宮、前立腺、膀胱などの病気の診断に特に有用です。造影剤を用いずに頭部や下肢の血管を描出する
MR-Angiography の検査も可能です。
核医学診断装置(SPECT-CT)
脳血流シンチ、心筋シンチ、骨シンチ、ガリウムシンチ、甲状腺シンチなどほぼ全ての核医学検査が可能です。
血管造影装置(DSA)
カテーテルを用いた血管内治療(Interventional Radiology)を行っています。
2021年4月に新しいDSA装置が導入されました。
デジタルマンモグラフィ装置
当院はマンモグラフィー検診の施設認定を受けています。
また、検査は認定資格を持った女性技師が行っています。
X線骨密度測定装置 (DXA法)
骨粗鬆症の診断及び経過観察、骨量の増加または減少についての検査が可能です。
画像診断
Dual Energy CTによる画像診断の例
大腸CT( CT-Colonography )
簡便な前処置を行い、単純CTを撮影することにより、大腸腫瘍の診断が可能です。大腸癌のスクリーニング検査として有用です。
冠動脈CT
造影剤の静注のみで、冠動脈の精細画像や心筋梗塞の診断が可能です。
肺解析による肺気腫の診断
肺葉分離、肺気腫の定量診断(Goddard スコア)などが可能です。
仮想気管支鏡
単純CTのみで、仮想気管支鏡の描出が可能です。
肥満度の定量化
内臓脂肪と皮下脂肪の定量化と肥満度の診断が可能です。
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部長
松橋 俊夫
まつはし としお -
コメント
高性能の画像診断機器とワークステーションを用いて、迅速かつ良質な画像診断を行います。冠動脈CT,肺気腫のスコア化、仮想大腸内視鏡、仮想気管支鏡、非造影MRIなどの撮影が可能です。またカテーテルを用いて、内臓動脈瘤の塞栓術や胃静脈瘤の塞栓術といった侵襲性の低い血管内治療(IVR)を短期間の入院で行います。
資格・認定等
東北大学医学部臨床教授、医学博士、日本医学放射線学会専門医、日本インターベンショナルラジオロジー学会専門医、肺がんCT検診認定医師