
JR仙台病院のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当院は、大正10年に仙台鉄道病院として開設され、仙台では東北大学病院に次ぐ長い歴史を持っております。また、当院はその名のとおりJR東日本の企業立病院でありますが、昭和57年には保険医療機関の指定を受け、社員に限らず、地域の皆さまなど、どなたでもご利用できるようになりました。さらに、平成12年7月には、JR仙台駅から徒歩7分と好立地な場所に新築移転し、明るく環境にやさしいバリアフリーの施設とし生まれ変わり、多くの地域の皆さまにご利用いただいております。
社会状況を見ますと、今後10年以内で75歳以上のお年寄りが4人にひとりとなると言われています。避けては通れない超高齢社会に対しては、今まで通りに「治療を目的とする急性期型医療」の充実のほかに、「病気は完全に治らなくとも、地域で生活を続けられるように身体や環境を整えてくれるような生活支援型医療」の必要性が明確になってきました。都市部を中心にこの生活支援型医療の需要は急速に増大すると考えられます。そこで当院では従来のように一般急性期治療を行いつつ、「地域包括ケア病棟」を開設し生活支援型医療を提供、「地域とともにいきる」病院になることを鮮明にしています。
JR東日本の直営病院として医療を通じて社会貢献するべく院是を「調和」と掲げています。「患者さま」や「地域の皆さま」、そして「企業立病院」としての繋がりでは調和が最重要であるとの認識に基づいています。患者さま中心の医療を提供するための仙台医療圏の環境づくりに積極的に取り組む所存です。また安全で良質な医療を提供するために、計画的に最新の医療機器を整備するとともに、医師、看護師をはじめ多くの医療社員が一体となった「チーム医療」を推進しております。
最後になりますが、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が運営する病院としての役割を果たしつつ、「地域の皆さまに愛され信頼される病院」になれるよう社員一同、努力してまいりますので、今後ともご支援・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
院長略歴
昭和54年 3月 | 東北大学医学部卒業 |
昭和54年 5月 | 岩手県立磐井(いわい)病院・内科研修医 |
昭和56年 4月 | 東北大学医学部附属病院・医員(研修医) |
昭和56年12月 | 東北大学医学部附属病院・医員(第二内科) |
昭和63年 4月 | 岩手県立中央病院第二内科医長 |
平成元年 4月 | 東北大学医学部附属病院・助手(第二内科) |
平成 2年 2月 | 医学博士号取得 |
平成11年11月 | 東北大学医学部附属病院・講師(第二内科) |
平成13年 4月 | 東北大学医学部附属病院・講師(腎・高血圧・内分泌科) |
平成19年 1月 | 東北大学大学院医学系研究科 腎・高血圧・内分泌学分野助教授 |
平成19年 4月 | 東北大学大学院医学系研究科 腎・高血圧・内分泌学分野准教授 |
平成22年 4月 | 東北大学大学院薬学研究科・臨床薬学分野教授 |