JR仙台病院

022-266-9671

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〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1-5

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外科

外科

当科の診療は、内分泌外科(主に甲状腺、乳腺、副腎)、消化器外科(食道、胃、小腸、結腸、直腸、肝、胆、膵など)、血管外科(腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ浮腫など)、その他(そけいヘルニア、外傷など)に大別されます。当科では鏡視下手術、血管内治療を積極的に導入し、低侵襲手術による術後早期離床、在院日数の短縮を治療方針の重点の1つとしております。
また全国に先駆けて血管検診システムを立ち上げ、血管疾患の早期発見、早期治療に大きな役割を果たしています。担当医制度を設け、術前検査や説明、手術、術後管理から退院後の外来follow upまで、担当医が一貫して診療する体制を整えております。

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診療内容

年間手術件数は約1274件です。悪性疾患に対しては、病期分類によって、診療ガイドラインを遵守して決定しているのは当然ですが、その上で低侵襲性手術に心掛けています

消化器外科

消化器疾患に関しては、消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医が診療ガイドラインに沿った術式を選択しています。対応可能な症例には腹腔鏡手術を積極的に行っております。

血管外科

血管疾患では、腹部大動脈瘤に対する血行再建術、閉塞性動脈硬化症に関しては人工血管を用いた血行再建術だけでなく、手術室および血管造影室を使用して、金属ステント等を用いた血管内治療を施行しております。また、下肢静脈瘤に関しては、従来の抜去術に代わり、局所麻酔でのレーザー焼灼、ラジオ波焼灼などの血管内治療が主となっています。日帰り手術も導入しており、日帰り手術症例数は年々増加しています。

乳腺

乳腺疾患に関しては、センチネルリンパ節生検や乳房温存手術を採用しております。

診療実績

当科は、血管外科の専門医療機関として、広く血管に関する疾患の診療を行っており、診断から治療、治療後の外来通院による経過観察まで一貫して行っております。代表的な疾患は、動脈では、閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤。静脈では、深部静脈血栓症、下肢静脈瘤が挙げられます。閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤は、共に全身疾患であるため、病変部だけではなく、心、肺、肝、腎、脳など各臓器の機能評価が必要となります。

当科では、これらの機能評価を行い、その結果から、各症例に最適の治療法を選択しています。閉塞性動脈硬化症では、手術以外にも薬物治療や運動治療があり、下肢の虚血症状の改善に役立っています。手術治療は、従来からの血行再建術だけではなく、体への負担が少ない血管内治療を積極的に取り入れて、良好な成績が得られています。腹部大動脈瘤の治療は人工血管を用いた血行再建術が基本となりますが、臓器保護などで高度な治療が必要な症例や、ステントグラフトを用いた血管内治療が必要な症例では、東北大学病院の血管外科と連携して、責任を持って、最新のトップレベルの医療を提供致します。

深部静脈血栓症は、主に、下肢の筋肉間を走行している深部静脈内に血栓ができる疾患でエコノミークラス症候群の名称で知られています。抗凝固薬による薬物治療を行いますが、血流に乗って血栓が肺動脈に至る肺塞栓症が繰り返される場合などには、血管内治療による下大静脈瘤内フィルター留置も行っています。
その他、四肢の急性動脈閉塞や内臓動脈瘤など、多種多様の血管疾患にも対応しておりますので、血管疾患が疑われた際には、ご相談頂ければ幸いです。

下肢静脈瘤に対するレーザー治療が保険診療になり7年以上が経過しました。

下肢静脈瘤とは、あし(肢)の静脈が太く拡張して蛇行して浮き出ているものをいいます。静脈瘤の症状には、足がむくむ、だるい、重苦しい、痛む、ほてる、かゆい、こむら返り、さらに血栓性静脈炎による発赤や腫脹、さらにうっ血がひどくなると色素沈着、皮膚硬化や潰瘍を形成するようになります。

血管内レーザー・高周波(ラジオ波)治療


レーザー・ラジオ波を用いた血管内治療は、体にやさしく、手術痕のない、優れたアイデアによる治療法です。日帰り手術が可能です。

静脈内にカテーテルを挿入して、レーザー・ラジオ波焼灼することで静脈壁は収縮・閉塞します。静脈瘤は膨らまなくなり、静脈瘤による症状が改善します。

2006年から2007年にかけて当院を含めた全国5医療施設で血管内レーザー治療の国内初の臨床治験が行われました。その結果2010年10月波長980nmELVeS®レーザー機器が薬事法承認され、2011年1月下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術が保険収載され、保険診療として施行されるようになりました。また当院を含めた全国8施設で調査したレーザー機器の使用成績調査でレーザー治療の有効性と安全性が報告されました。現在、日本では「下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン」に則って、年間5万人以上の患者様が治療を受けています。

2014年に術後の痛みと内出血の少ない波長1470nmの新しいレーザー機器、および高周波
(ラジオ波)機器が薬事承認されました。2015年には、さらにもう一つの波長1470nmレーザー機器が承認されました。当科は、これまですべてのレーザー機器の臨床治験に参加して、学会にも積極的に発表して、国内の下肢静脈瘤治療をリードして来ました。
現在、3名の医師が、保険適応のある低侵襲な3種類のレーザー・高周波機器を使用して、日帰り下肢静脈瘤手術を行っております。

下腿難治性潰瘍に対する新たな治療法

内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術(SEPS)

皮膚病変(皮膚炎、硬化、潰瘍)を伴った下肢静脈瘤の重症例に対して行われます。健常な皮膚から内視鏡を用いて原因となっている筋膜下の穿通枝静脈の処理ができるため、皮膚病変の強い部位に皮膚切開を加える必要がない有効な方法です(5mmの皮膚小切開2~3ヶ所で手術が行えます)。その有効性や安全性から厚労省が認可している先進医療に認定されていましたが、2014年4月保険収載されました。当院は、認定施設として保険診療で施行しております。過去10年間のSEPS手術成績は、潰瘍治癒率92.4 %(49肢/53肢)と良好でした。

リンパ浮腫に対するリンパ浮腫複合的治療

原発性および二次性(子宮がん、乳がん、前立腺がん等の術後)リンパ浮腫患者に対して、リンパ浮腫複合的理学治療(用手的リンパ誘導マッサージ、圧迫療法、圧迫下の運動療法、日常生活指導、スキンケア等)
を、リンパ浮腫療法士(リンパ浮腫セラピスト)の指導の下、約2週間の教育入院で行っております。下肢静脈瘤による慢性静脈不全、廃用性浮腫、血栓後遺症、血栓予防などに対しても圧迫療法を弾性ストッキング・コンダクターの指導により積極的に行っています。

深部静脈血栓症/肺塞栓症に対する体外治療

従来、深部静脈血栓症/肺塞栓症は入院が必須の疾患でした(現在でも呼吸困難や心不全合併、下肢浮腫が高度であり場合など、症状の程度によっては入院治療が必要もしくはお勧めすることがあります)。2011年以降、新規の直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulants : DOAC)が相次いで登場し、上記疾患に対する内服外来治療が行われるようになっています。従来用いられてきたワーファリンと比べ効果発現が速やかであり、効果の個人差や食事の影響が少なく(納豆も食べられます)、安定した効果が期待できる薬剤です。

消化器外科

当科では侵襲の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っております。消化器疾患全般(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆道・膵臓など)に対し幅広く外科手術を行っています。それぞれの診断治療ガイドライン
を参考に治療方針を決定しています。特に患者さまの負担が少なく術後の回復が早い腹腔鏡手術を積極的に取り入れて行っています。

緊急腹部手術(虫垂炎や腹膜炎など)も、創の小さい腹腔鏡手術でできるだけ行っております。鼠径ヘルニアの治療は、腹壁の緊張や疼痛がほとんどなく、再発が少ないダイレクトクーゲル法、メッシュプラグ法、また腹腔鏡手術を用いて短期滞在にて行っております。また術前・術後化学療法の実施は、診療ガイドラインに準じて、外来化学療法室にて行っています。

在宅復帰のためのリハビリテーションが必要な場合には、包括ケア病棟を活用して十分なリハビリテーションを行ってから退院していただいております。また、がんの診断・告知から手術、術後のケア、再発の治療、そして緩和ケアまで主治医が責任をもってお世話させていただいております。

内分泌外科

乳腺外科

デジタルマンモグラフィを導入し、高精細モニター診断を用いてマンモグラフィ診断の精度向
上に努めています。撮影はマンモグラフィ撮影認定放射線技師が担当します。手術に当たって
は乳房温存療法を積極的に取り入れています。また、腋窩のセンチネルリンパ節生検を導入し
て治療を行っています。薬物療法(術前・術後化学療法・ホルモン療法・分子標的薬治療)の
実施に関しては、ガイドラインに準じて、外来化学療法室を設置して行っています。最新鋭ヘ
リカルCT、MRIやRI(シンチグラム)検査は放射線専門医が診断を行っています。

甲状腺外科

手術治療が必要な甲状腺腫瘍性病変を中心に、甲状腺専門外来(内科)と連携して甲状腺疾患
を診療しています。原発性・続発性副甲状腺機能亢進症に関しても手術適応症例は手術治療を
行っています。

外来化学療法

患者さまが安全・確実に化学療法(抗がん剤治療)を受けられるよう
に、外来化学療法室(リクライニングベット・6床)を設けて、術前・
術後の化学療法(消化器外科・乳腺外科)を外来で行っております。患
者様がリラックスして治療が受けられるように、各ベットではDVDなど
視聴することができます。

2017年外科実績件数

担当医表

午前 担当医師
(新患)
市来
(新患・再来)
担当医師
(新患)
菅原(新患)
(消化器外科・
ヘルニア・乳腺・甲状腺・静脈瘤など)
赤田
(新患・予約)
市来
(新患・再来)
担当医師
(新患)
菅原
(完全予約)
午後 休診 休診 赤田医師
(完全予約)
菅原
(完全予約)
赤田医師
(完全予約)
※予約以外の方11:30までの受付となります。
※午後は完全予約の診療となります。
※血管外科外来は毎日診療(下肢静脈瘤レーザー診療など)
※乳腺、甲状腺(菅原医師)水曜日
※血管診療センター(火)(金)は動脈硬化疾患・静脈瘤・リンパ浮腫などの脈管専門外来
 です(予約なしでも可能です)。
※静脈瘤は月曜日から金曜日まで診察が可能です。

医師紹介

院長
市来 正隆
いちき まさたか
コメント

血管診療センターは豊富な症例の診療で全国でも名前が知られています。国内でのパイオニアでモデルケースとされる血管検査室(バスキュラーラボ)を育成して、臨床面と研究面の双方で実力を伴っているとされる「脈管専門医」と「臨床血管検査技師(CVT)」の資格を有するスタッフを中心に特徴的かつハイレベルな血管診療を行っています。腹部大動脈瘤は1,000例を超える豊富な手術経験を持ち、また閉塞性動脈硬化症と下肢静脈瘤の診療ではどこにも負けない自負があります。その余裕で「足と脚の外来」、「動脈硬化血管検診」、「先進的な治験」などを積極的に展開しています。
これからも皆さまのご期待に添えますように日々研鑽しますので、よろしくお願い申し上げます。

資格・認定等

医学博士、日本外科学会指導医、日本血管外科学会特別会員、日本脈管学会名誉会員、日本静脈学会理事、日本交通医学会理事、日本脈管学会認定脈管専門医、近赤外線分光法学会世話人、日本作業環境測定協会東北支部長、麻酔標榜医

部長
菅原 弘光
すがわら ひろみつ
コメント

消化器外科から血管、乳腺、甲状腺外科まで広く担当しております。下肢静脈瘤レーザー治療希望の方は是非ご相談ください。

資格・認定等

医学博士、日本外科学会指導医・専門医・認定医、日本消化器外科学会指導医・専門医、日本食道学会食道科認定医、消化器がん外科治療認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本脈管学会脈管専門医、血管内レーザー焼灼術指導医・実施医、検診マンモグラフィ読影認定医、麻酔標榜医、日本静脈学会評議員、日本交通医学会評議員、弾性ストッキング・コンダクター養成委員

担当部長
赤田 徹弥
あかだ てつや
コメント

足病変(糖尿病性・虚血性)を中心に末梢血管疾患に対する診療を行っております。

資格・認定等

医学博士、日本外科学会専門医、日本下肢救済足病学会認定師